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2025.10.09 採用活動のタテマエとホンネ 第3章 ―中途採用の場合ー

中途採用は、企業にとって「即戦力を得るための最も効率的な手段」と位置づけられています。
外資系企業では特にその傾向が強く、公式には「年齢・性別・転職回数を問わず、スキルを公平に評価します」
「多様なバックグラウンドを歓迎します」とアピールします。しかし、現場の本音を知ると、そこにはいくつかの
隠れた期待が存在します。

たてまえ:多様性と公平な評価

外資系企業は本社のポリシーとして、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括)を
重視しています。選考プロセスにはスコアシートや行動評価指標が導入され、形式的には平等です。

ホンネ:カルチャーフィットと即戦力+長期貢献できるかどうか

面接官は、候補者が前職でどれほど具体的に数字を残したか、どんな課題を解決したかを重視します。
同時に、組織カルチャーへの適応力や短期離職のリスクも見極めます。転職回数が多い候補者は警戒される一方、
同業界での実績があれば高く評価される傾向があります。

したがって、面接で重視されるポイントは、

1.成果の再現性:これまでの成果を再現できるのかどうか
2.スピード感:仕事を早く的確に、労働生産性高く進められるかどうか
3.チームとの相性:会社、組織の中でうまくやっていけるのかどうか
4.キャリアビジョン:この先、どのようなキャリアを築いていきたいのか

の4つと言えるでしょう。

求職者へのアドバイス

1. 成果を数値化して示す

例:残業代削減月額160万円を達成

2. 転職理由を前向きに説明

例:御社の〇〇という分野に興味を持ち、この分野で活躍できると思った

3. カルチャー理解を示す

例:御社のワーク・ライフ・バランスを重視する姿勢に共感した

4. 長期的な貢献意欲を伝える

例:人事部門のトップを目指し、社内で右に出る者はいないと言われるようになりたい

次回は、「企業・採用側の本音を見抜くテクニック」をご紹介します。
お楽しみに。