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2025.09.17 出雲・松江へ、夜行列車で行ってきました
夜行列車「サンライズ出雲」A寝台で、息子と二人旅 ― 出雲市への特別な体験談
先日、私は小学高学年の息子と二人で、夜行列車「サンライズ出雲」に乗って
出雲市まで旅をしてきました。A寝台を利用するのは初めてで、長距離列車の独特なワクワク感と
非日常の魅力を、改めて深く味わうことができました。
出発の瞬間から特別感
東京駅のホームに「サンライズ出雲」が入線してくると、息子の目が輝きました。
流線型の先頭車両と、オレンジとベージュのツートンカラー。近年は夜行列車の数も減り、
この姿を間近で見られるだけでも貴重です。ホームで駅員さんが丁寧に案内してくれる様子に、
列車への愛情と誇りを感じました。
A寝台の快適さ
私たちが利用したA寝台「シングルデラックス」は、ゆったりとしたベッドと専用の洗面台、
落ち着いた照明が備わった贅沢な個室。窓が大きく、夜景を眺めながらくつろぐことができます。
5歳の息子は「秘密基地みたい!」と大喜び。ベッドに横たわると、列車のわずかな揺れが心地よい
子守唄のようで、日常の疲れがすっと抜けていく感覚を覚えました。
親子で感じた車窓のドラマ
深夜、静かな車内で二人並んで流れる景色を見ていると、普段はなかなかできない会話が自然と生まれます。
「出雲大社ってどんなところかな?」「明日の朝、どんな景色が見えるだろう?」と、息子の好奇心がどんどん
膨らんでいくのが伝わりました。夜明け前、岡山を過ぎたあたりで、薄い朝焼けが瀬戸内海を染める瞬間は、
まるで映画のワンシーンのようでした。
出雲市での思い出
出雲市駅に降り立つと、旅の期待感が一気に高まります。妻は諸事情により、
早朝一番の飛行機で出雲空港へ入り、出雲市駅で合流。出雲大社の参道を歩きながら、
神話の世界を感じる雰囲気に家族で感動。地元のそば屋で食べた出雲そばは、コシがあり風味豊かで、
列車旅の疲れを癒してくれました。
夜行列車の魅力を次世代へ
飛行機や新幹線が主流の今、夜行列車には「移動」以上の価値があります。
時間をかけて目的地へ向かう中で、親子の会話が深まり、日常を離れて心が解放される
――そんな体験は、効率だけを求める現代だからこそ、より特別に感じられるのかもしれません。
経営者の方々にとっても、ビジネスの喧騒を離れ、自分や家族と向き合う時間は貴重です。
次の休暇には、ぜひ「サンライズ出雲」での夜行列車旅を検討してみてはいかがでしょうか。