Q1.そもそも会社を興そうと思ったきっかけを教えてください A 「誰もが自由に働ける社会を作りたい」と思ったことがきっかけです。これまで私が勤めてきた府省や会社は労働時間や 残業といった制約が多く、自由度がとても低いように思いました。それならば、自分でルールを作ることのできる自分の 会社を作ろうと思ったのです。 Q2.なぜ「誰もが自由に働ける社会」が必要なのですか A これから日本は人類史上例のない超少子高齢化社会に突入します。高齢者は増えるが、労働人口は減る一方。 大げさではなく日本という国の存亡にかかわります。そのためにも、若者からシニア世代まで、みんなが自由に働ける 社会を作らなければならないと思いました。 Q3.現在の日本では、自由に働くことができないのでしょうか A はい。例えばフルフレックスタイムでもない限り、始業時間や終業時間が決まっています。 自分もそうでしたが、子供が小さいときは育児にも相応の時間を割かねばならず、時短やフレックスといった 自由な働き方ができないと、子育てもままなりません。 また、日本固有の文化として「残業」があります。定時で帰ると「やる気がない」 「みんなが残っているので帰りづらい」という風土はまだまだ根強いのが実情です。 Q4.日本は有休も取りづらいですよね A その通りです。2022年のデータで62.1%ですが、ヨーロッパでは100%が当たり前です。 しかもこれは政府が年5日以上の取得を義務付けたからこそ達成された数字であり、なおかつ中小企業になるともっと 数値は下がります。 Q5.こうした現状をどうしたら変えられますか A まず、業務改善が不可欠です。ムダな残業が発生していないか、労働時間は適正かなど、業務全体の見直しを していくことが重要でしょう。次に人材の育成です。中小企業などはなかなかそこまで手が回らないのが実情だと 思いますが、少しでも時間を設けて研修を行っていくことが大事です。そして、労働生産性の向上へとつなげて、 働き方を見直したにもかかわらず会社の業績をアップさせていく。弊社ではこれらのメニューをすべて用意しています。 Q6.ビジョンとミッションについておうかがいしました。社是ですが、誠実、献身、尊重はどこからきているものですか A 実はこれ、私の大好きな鹿島アントラーズの礎を築いたジーコの「ジーコスピリット」とまったく同じなんです。 我が社に置き換えるならば、誠実に働き、お客様のために献身的に振る舞い、当社とお客様、社員お互いが尊重し合う。 そういったイメージです。 Q7.お客様に向けてメッセージをどうぞ A 人事の仕事とは「社員の幸せに貢献する」ことだとつねづね考えています。そうした人事に20年以上携わり、 結果を残してきた私だからこそできることがあると思っています。社内に問題があれば、ぜひ、お気軽にご相談ください。